可愛い町並みを歩いているだけで楽しくなるおとぎの国に迷い込んだようなヨーロッパの可愛い町や村をご紹介。
コロナで海外に行けないなら、未来の旅行を夢想するしかないじゃない!
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ローテンブルク・オプ・デア・タウバー(ドイツ)
ローテンブルクってこんな町
ドイツの観光と言えば「ロマンティック街道」沿いの可愛い町や村をめぐって、ディズニーのシンデレラ城のモデルになったことでも有名なノイシュバンシュタイン城がハイライトというのが鉄板。
ロマンティック街道の目玉となる可愛い町として有名なローテンブルクなので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
観光地化されているので、余所行きの顔が強い印象ですが、その分期待通りの可愛さを堪能させてくれます。
誰が行っても可愛さに納得、満足な町。
人気の観光地であるがゆえに日本人に出会う確率も高い。
南ドイツをめぐるツアーならば十中八九旅程に入っています。
拠点となる街 | ミュンヘン、フランクフルト |
行きやすさ | ☆☆☆☆ |
行き方 | 拠点の街から列車、ロマンティック街道バス |
かわいさ | ☆☆☆☆☆ |
ローテンブルクへの行き方は?
ロマンティック街道バスに乗れば乗り換えなし
- フランクフルト→ローテンブルク
- ミュンヘン→ローテンブルク
鉄道なら乗り換えあり
- フランクフルト→ヴュルツブルク→シュタイナハ→ローテンブルク
- ミュンヘン→アウクスブルク→シュタイナハ→ローテンブルク
乗換が必要になりますが、ドイツ鉄道は観光客に優しい分かりやすい鉄道かつ、行先を入れれば乗継をすべて券売機が教えてくれるという神のような鉄道会社なので、海外旅行の初心者でも全然いけます。
ローテンブルク日記
私がローテンブルクに行った夏はローテンブルク観光のベストシーズン。
日本人がいっぱい。西洋人の観光客もいっぱい。
3時間くらいしか滞在しませんでした。
ガイドブックに紹介されている大抵のことはしました。
…が、今思うともったいなかった。
今度行くなら、裏道や路地も歩き尽くしたい。観光客が帰った素顔の町も見たい。
もし、今、初めて行くなら泊まりかも。
ブルージュ(ベルギー)
ブルージュってこんな町
中世で時が止まったような町並みが残るブルージュ。ベルギー旅行に行けば、首都ブリュッセルに次いで訪れる人が多いであろう、ベルギー旅行の鉄板旅行先。
マルクト広場の鐘楼に登ればオレンジ屋根が折り重なった旧市街を一望することができます。
町を流れる運河はその昔、海上交易で栄えた名残。15世紀には流れ込む砂によって運河の水位が上がってしまい、商業都市としての役割を終えてしまいましたが、歴史の表舞台からおりたことにより、時が止まったような町が残されることになりました。
拠点となる街 | ブリュッセル |
行きやすさ | ☆☆☆☆☆ |
行き方 | ブリュッセルから列車 |
中世ぽさ | ☆☆☆☆☆ |
ブルージュへの行き方は?
ブルージュへ向かう際に拠点となる首都ブリュッセルは隣国の都市、パリやアムステルダムからのアクセスもいいので、旅程に組み込みやすいのもいいところ。
ブルージュ日記
ブルージュには2回行ったことがあります。
初めて行ったときは夕方に着いてほんの少しだけ明るい町を歩いて、夕飯食べてる間にすっかり真っ暗。夜のマルクト広場の写真を撮っただけ。
翌朝は旧市街の外の宿から駅へ直行で、まったくもったいないブルージュ滞在でした。
後悔が残っていたので、数年後のクリスマスシーズンに再訪。
前回の教訓をもとに旧市街に宿をとり、2泊しました。
そして、旧市街中を歩き倒しました。
クリスマスマーケットや町歩き、塔にのぼって町を見下ろしたり、町はずれの風車まで行くこともできたりして、大満足。運河クルーズは寒いので断念しましたが…。
私が宿泊した”Hotel Boterhuis”
- ヨーロッパには珍しくシングルルーム、シングル料金があるのが一人旅に優しい。
- 駅から少し遠い。
旧市街の石畳の道を長くスーツケースを引くことになるので、キャスターが心配。私のスーツケースは小さいので持ち上げて運びました。 - 旧市街のど真ん中にあって観光に便利、雰囲気抜群の立地。
- あんまり高くない。
- ホテルの中がくねくねした廊下やいろんなところにある階段で迷路のようで楽しい。歴史ある建物だから?
ハルシュタット(オーストリア)
ハルシュタットってこんな町
背後に迫る山々、美しい湖畔に挟まれた小さな町はコントラストが素晴らしく、心打たれます。
鉄道で到着すると、鉄道駅が湖をはさんで反対側にあるため、船で町まで行く必要があり、水の上からの町を眺められるのも素敵。
とはいえ、私が鉄道でハルシュタットに向かったときはなぜか途中の駅で降ろされて、バスの代替輸送になったので、普通に町の駐車場に降ろされたのですが。
拠点となる街 | ザルツブルク |
行きやすさ | ☆☆☆ |
行き方 | ザルツブルクから列車またはバスと列車 |
自然との融合具合 | ☆☆☆☆☆ |
ハルシュタットへの行き方は?
拠点となる街はザルツブルク。
ザルツブルクは首都ウィーンとドイツのミュンヘンとの幹線上にある都市なので、アクセス至便。観光都市としても史跡が多く残り、おススメです。
ザルツブルクからハルシュタットまでは乗継必須。
鉄道だけか、バスと鉄道を併用するか2通りの行き方があります。
鉄道だけで行くなら
Attnang-Puchheimの場所をググってもらえれば分かると思うのですが、とても遠回りになります。
その分時間がかかります。
バスと鉄道を利用するなら
バスでバート=イシュルまで行き、バート=イシュルで鉄道に乗り換えるルート。
こちらの方が効率的な移動になるので、短時間で行くことができます。
バスはザルツカンマーグートの風光明媚なところを走るので、車窓が楽しめます。
ハルシュタット日記
バスと鉄道を併用してザルツブルクから日帰りで行きました。
噂にたがわぬ、かわいい町並みと迫る湖畔と山並みのコラボレーションが最高でした。
お土産屋さんをのぞいたり、湖畔を散歩したりが楽しかった。
岩塩で栄えた町らしく塩のお土産がたくさん。お塩は重いですから、町歩きの最後に買うのが鉄則です。
帰りのバート=イシュルからのバスがクーラーなし、窓開かない(天井の小さい換気口のみ開放)というサウナ状態の地獄のようなバスでグロッキーだったのは今では笑い話。
9月の晴天だったのに、乗客の誰一人文句を言っていなかったのは今思っても信じられない。
コルマール(フランス)
コルマールってこんな街
この町がその昔、フランスとドイツの勢力争いの中で翻弄され続けたという暗い歴史の影を感じさせません。
コルマールだけでも十分可愛い要素を感じられるのですが、コルマールのあるアルザス地方の可愛いエネルギーは郊外の小さな小さな村々にこそあります。
ぜひとも足を延ばしてみて。
拠点となる街 | ストラスブール |
行きやすさ | ☆☆☆☆☆ |
行き方 | ストラスブールから列車 (パリから直通の列車もある) |
女子ウケ | ☆☆☆☆☆ |
コルマールへの行き方は?
また、高速鉄道TGVも本数は多くないですが、パリから直通するものがあります。
コルマール日記
2泊しましたが、コルマール周辺の小さな町もめぐると決して十分な滞在期間じゃなかった。もう1日くらいいてもよかった。
町の道がくねくね迷路みたいで最後まであんまり方角分からずに歩いていました。
常に迷子状態。
どこもかしこも絵になる街で、おとぎの国。
町並みの可愛さはもちろん、可愛い雑貨やお菓子のお店もたくさんあって、町歩きとショッピングが楽しい。
女子旅にはうってつけ。
カルカソンヌ(フランス)
カルカソンヌってこんな町
フランスでモンサンミシェルに次ぐ第2位の人気を誇る観光地、カルカソンヌ。
拠点となる街 | トゥールーズ、モンペリエ、バルセロナ |
行きやすさ | ☆☆☆ |
行き方 | 拠点の街から列車 |
騎士が出てきそう | ☆☆☆☆☆ |
カルカソンヌへの行き方は?
パリからはかなり距離があり、南部の都市(アヴィニョンやトゥールーズなど)まで高速鉄道で移動してから、列車を乗り継ぐことになり、かなり時間がかかります。
パリやヨーロッパ内の都市から南仏へ飛行機で入ることも候補に入れていいと思います。
私はスペインのバルセロナから高速鉄道と在来線を乗り継いで行きました。
カルカソンヌ日記
駅近の宿をとったので、カルカソンヌのシテ(お城)まで2㎞くらいあり、着いた日の夜と翌日の午前中の2度シテまで歩くのがちょっと大変でした。
でも、荷物を持ってシテまで行くのも結局大変なので、どっちを取るかですね。
城壁の中は狭い石畳の道と迫る石の壁。路地を目的もなくさまようのは探検のようでとっても楽しかった。
2時間ほどですべての道を踏破できるくらい小さなシテ。でも、大きな歴史ロマンを秘めた町でした。
ゴスラー(ドイツ)
ゴスラーってこんな町
ゴスラーを含むハルツ地方には魔女伝説が残っており、お土産屋さんの雑貨にはたくさんの魔女、魔女、魔女・・・。
絶妙に可愛くないのがドイツらしい。
拠点となる街 | ベルリン、ハノーファー (フランクフルト) |
行きやすさ | ☆☆☆ |
行き方 | 拠点の街から列車 |
魔法の国ぽさ | ☆☆☆☆☆ |
ゴスラーへの行き方は?
私はヘルシンキでベルリン行きの飛行機に乗り継ぎ、ハノーファーに滞在している日に日帰りで向かいました。
ゴスラー日記
地球の歩き方の扱いがあんまり大きくないので、行き先候補になっていなかったのですが、友達の提案で訪問。
行ってよかった。
むしろ、良すぎたので、もっと滞在したらよかったと後悔しているくらい。
広場で出会ったおじさんはゴスラーに3泊するんだと言っていました。いいなぁ。私もそんな年になってもゆったりヨーロッパ旅行したいわあ。
ディナン(フランス)
ディナンってこんな町
日本人にはあまり知名度は高くないですが、観光地として洗練されためちゃくちゃ楽しいディナン。あまりに隙がないきれいな町並みなので、「テーマパークかな?」と思ってしまうくらい。
東洋系の観光客を見ることがなく、穴場を見つけた感じがしてうれしくなります。(西洋系の観光客は多い)
拠点となる街 | レンヌ |
行きやすさ | ☆☆☆☆ |
行き方 | レンヌからバス |
穴場感 | ☆☆☆☆☆ |
ディナンへの行き方は?
レンヌはモンサンミシェルへ向かう際にも拠点となる街なので、訪れる人も多いのではないでしょうか。レンヌまで行くなら、ディナンも旅程に入れてほしい!
ディナン日記
お土産屋さんや美味しいパン屋さん、レストランなども多く、買ったり、食べたりも楽しいです。
町の中心部は高台にあるのですが、川に向かって下り坂の道も可愛いし、川沿いも可愛い。
川を見下ろすのもよし、川から見上げるのもよし。高低差を問題なく歩ける足腰は必要ですが、上下で楽しみ方が変わるので、一つの町で楽しめる!一粒で二度おいしい!
夕方にディナンを離れてしまったのですが、絶対日が暮れてからの町も雰囲気が良かったに違いない。
オビドス(ポルトガル)
オビドスってこんな村
王妃様に愛された村、オビドス。この村を気に入った王妃様に王様は直轄領として送り、その後数百年間代々受け継がれたのだそう。
村の奥にお城があるのですが、今はホテルとして利用されています。
お城を利用した雰囲気抜群のホテルですが、お値段は手が届く額。ぜひ泊まってみたい。ここに泊まるためだけにもう一度ポルトガルに行きたいくらいです。
拠点となる街 | リスボン |
行きやすさ | ☆☆ |
行き方 | リスボンからバス |
お城に泊まりたい度 | ☆☆☆☆☆ |
オビドスへの行き方は?
ポルトガル自体がヨーロッパの中でも日本から距離があり、また日本からの直行便もないため、アクセスは簡単ではありません。
ヨーロッパ内で飛行機を乗り継ぐか、スペインから陸路で向かうかになるかと思います。
リスボンまで行ければオビドスは遠くありません。
オビドス日記
リスボンから日帰りで訪れました。
ポルトガルらしいのんびりした素朴な雰囲気です。洗練されたキラキラの観光地好きな人にはちょっと物足りないかも。
城壁に黄色や青のラインが映える建物なのに、ちょっと剥げてくたびれたところに垣間見えるポルトガルぽいおおらかさ。
本当に小さい町で1時間もあれば全体を見て回れちゃいます。
綺麗に残る城壁の上を歩けるのが観光の目玉でもあるのですが、なんと柵がなく、片側オープン。
高所恐怖症の人は絶対上がっちゃダメ。
私自身は「ナニコレw危なっwww」と踏破しました。
最後に
紹介した町や村はどこも小さく、1日~半日あればまわり切れてしまうところばかりです。しかし、「人がいない朝、オレンジの電灯に照らされた夜」、宿泊したからこそ見える素敵な時間もあるので、ぜひ駆け足で通り過ぎず、ゆっくり腰を据えて滞在してみてくださいね。
荷物を持たず、帰りの時間を気にせずにいられるだけでも、滞在時間の満足度はけた違いに跳ね上がりますよ。
歴史を知ればもっと楽しい!…ほんとその通りですね♪
小さい街いいですよね。8つ中4つ行きました。ハルシュタット、ディナンはいつか行きたいです。あとアルザスの村も!
デュルピュイ、スミュール、オルヴィエート、ヴェルニゲローデ…よかったとこいっぱいあります。
ブログ、インスタ少しずつ見させてもらいますね^_^