日本での当たり前が通用しない海外旅行。
スリに狙われたり、ホームレスに付きまとわれたり、お金をたかられそうになったり。
楽しい旅行に嫌な思い出を付け加えないためにも、対策を練っておくことが大切!
Contents
海外旅行でトラブルに合わないための心得
旅行に行く前のちょっとした心がけでトラブルを避けることができます。
- 事前に情報収集する
治安が悪い場所がどこなのか、どんな犯罪が起こっているのかをちゃんと把握していることがトラブルを防ぐための初めの一歩。 - 治安の悪い場所に行かない
同じ国の中でも治安の良い街、悪い街があります。治安が悪いところは避けるのが最善策。 - 警戒する
海外では現地人に比べ、日本人はどうしても目立ちますし、狙われます。
どれだけ警戒してもしすぎることはありません。
ちょっと持ち物を変えたり、気を付けるだけで狙われにくくなります。
- ブランドものを持たない
お金を持ってますと宣伝しているようなもの。 - 貴重品は常に携帯する
レストランでお手洗いを借りるときや、ホテルの朝食ビュッフェで席を立つときなど、日本なら荷物を放置するところですが、海外では絶対携帯します! - 公共交通機関に乗るときはカバンを抱えて乗る
とくに都市部の列車でスリに出くわすことが多いです。 - 貴重品はカバンの盗みづらいところに入れる
- カバンは開けづらいものにする
海外旅行でのトラブル・アクシデント体験談
ローマの地下鉄でスリにあいそうになった。
ローマ=テルミニ駅の地下鉄内で子どものスリ集団に襲撃されました。
スリというより強盗というべき集団に遭遇しました。
中央駅であるローマ=テルミニ駅で地下鉄に乗り込むとのびてくるのびてくる無数の小さな手。
小学校低学年くらいの子どもたち数人で群がってきました。
警戒してちゃんとかばんは抱えているし、簡単に中に手が入らないようにファスナーとふたが二重にしまるカバンなので、被害はありませんでしたが、目の前で明らかに盗みを働こうと伸びる手には戦慄しました。
同行者のかばんに手がかかったので咄嗟に「ちょっと!」って日本語で叫びながら手をはたきましたよ。
ローマの地下鉄でスリに追い掛け回された
ローマ=テルミニ駅の地下鉄ホームでスリのおばさんに追いかけられました。
ローマの地下鉄はスリの巣窟。
赤ちゃんの人形を抱いて乳飲み子を抱えた母親に見せかけ、油断させるスリに目をつけられました。
地下鉄の閉じる途中の扉から挟まれながら飛び出してきたおばさん。
私たちはスーツケースを持った動きの鈍いターゲット。
ホーム上には私たちしかいなかったので、じっとり見られながらついてこられていることにすぐ気が付きました。
こちらとしても、黙ってカモになるつもりはない。
じーっと見ながら彼女に抜かされるまでホームの壁際で立ち止まり、彼女が私たちより先に進んでところでUターン。
反対方向の改札から出ることにしました。
方向転換したあとはチラチラ振り返りながら、警戒してますよと匂わせるとイタリア語で悪態をついてそのまま反対方向へ行ってくれました。
やれやれ。
ローマの駅でカモられそうになった
ローマ=テルミニ駅で道案内されてお金を要求されそうになりました。
ローマのテルミニ駅でインフォメーションの列に並んでいると、「ここはツーリストインフォメーションじゃない。案内してあげるよ」と女性が声をかけてきました。
ガイドブックで読んで知っていたので、案内したあとチップをせびってくる人であるのはピンと来たのですが、それよりも周りの人たちが私たちをかばって「ここにいなさい」とその女性を追い返してくれたのが印象的でした。
優しい人たちに助けられて、ホッとしました。
まぁ、目的はその列では達成できなかったのですがw
ナポリの鉄道でスリを目撃した
ナポリの私鉄内ですぐそばのお兄さんがスリにあいました。
ナポリから宿泊地のソレントに移動するため、私鉄のナポリ駅へ。ナポリは治安が良くないと聞いていたので、少しブルー。
もちろんスーツケースをがっちり握りしめ、カバンを抱えて乗車。満員御礼電車は座ることもできず、ドアの近くに立ちんぼ。
出発の直前に開いているドアの近くにいたお兄さん数人がバタバタと降りていきました。危ないなぁとそのときはぼんやり考えていました。
出発してから数分。
反対側のドア近くのイタリア人のお兄さんが騒ぎ出しました。どうやらスマホがないみたい。
近くのお姉さんが親切に電話をかけてみてあげたけど、コール音が鳴ったあと、切られたようで、完全に発車直前に降りたお兄さんたちが携帯を盗んでいった説が濃厚。
私たちは開いているドアと反対側のドアのそばだったので被害にあわずにすみました。
現地の人でも油断すると狙われる!ほんとうに気を付けて!!
ベルリンの相部屋で襲われかけた?
ベルリンの相部屋で同部屋のお兄さんに襲われかけました。
ベルリンでの安い相部屋で一泊したときのこと。
相部屋の安宿に泊まったとしても男女別のお部屋にするのですが、このときは男女混合しか空いておらず…。安さに負けて宿泊することにしました。
翌朝、時差ボケで早めに目覚めた私。
同行者は私の上の二段ベッドで睡眠中。モソモソとガイドブックを見ながら今日の予定を考えていると、少し離れたところにあるもう一つの二段ベッドにいたフランス人のお兄さんがやってきて、フランス語で何やら話しかけられる。
英語ですらまともにしゃべれないのにフランス語なんて聞き取れるはずもなく、首をかしげて( ゚д゚)ぽかーん。
そしたら英語に変えてくれました。”×××OK?”
の、のー!
おとなしく自分のベッドの方へ戻ってくれましたが、ショッキングな一コマにガクブル。
おかげさまでその後数年間フランス人男性恐怖症を患う羽目に。
海外旅行でのほっこりエピソード
助けてもらうことだっていっぱいあります。
フランスで出会ったご婦人
フランスのリクヴィールの夜に散策していると、リュックが全開になっていたらしく、ご婦人が親切に声をかけて指摘してくださいました。
もともと全開になっていたポケットに貴重品は入っていなかったとはいえ、油断してることがバレバレ。本当に感謝しています。
イタリアで出会った紳士
イタリアのナポリで夕陽スポットに行こうと地図を眺めていると「どこに行くの?連れて行ってあげるよ」と声をかけられました。
警戒心MAXだったのですが、断っても食い下がられたので、根負けしてついていきました。
日本でデモンストレーションをしたこともある伝統工芸品を作っている工房の人らしく、お店にも案内されましたが、購入を強制されることはありませんでした。
良い人で良かった~。