海外生まれのファンタジー小説といえば、言わずと知れたハリーポッターシリーズ。
でも、ファンタジー小説はハリーポッターに負けず劣らず、面白いものがたくさん。むしろ、ハリーポッターシリーズほど長くないから、手を出しやすいかも…!?
おうち時間が多い今、小説で広くて自由な世界へ旅立ちませんか?
どの小説もページをめくる手が止まらない。時間が飛ぶようにすぎること請け合いの傑作ばかり。
Contents
『サークル・オブ・マジック』シリーズ
(2024/11/21 21:02:30時点 楽天市場調べ-詳細)
騎士見習いのランドルは12歳の少年。ある日、城にやってきた魔法使いに魅せられて魔法の学校「スコラ・ソーサリエ」に入学する。彼が学んだ「サークル・オブ・マジック」とは?そして目の前には次々と強敵が現れる…。魔法に彩られたファンタジーワールドの幕開け。(「BOOK」データベースより)
魔法学校が舞台になっていることなど、少し共通点があります。
一言でストーリーを表すと主人公の成長物語。
努力する主人公、壁にぶつかっても乗り越え、成長していく姿に好感が持てます。文章も読みやすいので、気持ちよく読み進めることができます。
新書も出て、軽くて手に取りやすくなりました。
新書で400ページ。シリーズは4冊。読みやすい文章も相まってサラサラ読了してしまうこと請け合いです。
『ドラゴンライダー』シリーズ
(2024/11/21 21:02:30時点 楽天市場調べ-詳細)
ドラゴンライダー…それは超人的な身体に魔力をまとった人々。竜と心を交わし、華麗に乗りこなす誇り高き種族。伝説によると、彼らは“十三人の裏切り者”によって竜もろとも滅ぼされたという。森で青く輝く不思議な石を手にした瞬間、少年エラゴンの運命は“伝説”と繋がり、大きく動きだした…邪悪な力が支配を強める世界―少年と青き若竜サフィラはいま、目覚める。(「BOOK」データベースより)
映画もヒットしたドラゴンライダーシリーズの原作小説。
シリーズは4部構成ですが、500~600ページのハードカバーの単行本が合計7冊で構成されています。ソフトカバーだと合計15冊(!?)。
沼にはまったが最後、辞書のような本が数冊続きますので、覚悟して足を踏み入れてください。
長いので、なかなか手が出しにくいですが、映画から入るのもありだと思います。
『バーティミアス』シリーズ
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魔術師たちが支配するロンドン。魔術師の卵=少年ナサニエルは妖霊バーティミアスを召喚し、邪悪なエリート魔術師サイモンが奪ったサマルカンドの秘宝=護符をぬすみ出すが…。ファンタジー3部作の第1弾。(「MARC」データベースより)
魔法使いが支配するロンドンを舞台に、頭はいいけど性格の悪い少年魔法使いと、異世界から召喚された少しマヌケな妖霊と魔法使いの支配に反発する少女をめぐる物語。
ラストは涙なしでは読めないので、覚悟しておいてください。
一人称で進んでいくのですが、語り手が違うので、その時々のキャラクターの内面をのぞくことになって面白い。
単行本は600ページオーバーで辞書の様相。辞書なら3冊。文庫本なら合計6冊。じっくり腰を据えて読みたいシリーズです。
外伝として、こちらのシリーズもあります。
『アルテミス・ファウル』シリーズ
伝説的な犯罪一家に育った12歳の天才少年・アルテミスは、コンピュータを駆使して「妖精の書」を解読、巨万の富を得ようとする。しかし、妖精たたちはハイテクで武装した集団だった! 世界的ベストセラーの翻訳。(「MARC」データベースより)
キャラクターも魅力的だし、ストーリーもすごく面白いのですが、日本語訳が少し読みにくいのが難点。
英語の言い回しをうまく日本語に落とし込めていないのか、たまにスッと内容が入ってこない文章があって、ちょっとマイナスポイント。
文庫本は300~400ページ、5冊刊行されています。
今回紹介した小説の中で唯一完結していません。原書はもっと出ているのですが、翻訳がされていないんですよ。原書で読める英語力が欲しい…。
ディズニーで映画化されています。
『ダレン・シャン』シリーズ
ダレン・シャン少年は、奇怪なサーカスのチケットを偶然手に入れた。そのサーカスを見にいった夜から、彼は数奇な運命を背負ってしまう。親友の命を救うために、彼が正体不明のバンパイアと取引した事とは…。(「MARC」データベースより)
一昔前に一世を風靡した小説。
映画化、漫画化とメディアミックスしました。
しかし、少々描写がグロテスク。映像を伴わない小説ですが、もしかしたら、苦手な人もいるかもしれません。
1冊は300ページと手に取りやすい一般的な単行本サイズなのですが、シリーズが12冊となかなか長めです。
読み始めたら、面白くてあっという間に1冊読み終えてしまうと思うので、むしろシリーズが長いのはたくさん楽しめてメリットかも!?
映画や漫画から入るのもあり。でも、私は小説派。
『レイチェルと滅びの呪文』
邪悪な魔女が支配する、暗黒の星イスレア。あらゆるものに呪文が込められたこの地に、魔女となるべく連れてこられた少女レイチェルと弟エリック。はたしてレイチェルはこの星を救う伝説の「希望の子」なのか…。(「MARC」データベースより)
ファンタジー小説には珍しく女の子が主人公です。強い女の子。
主人公に感情移入して、自分が魔法が使えて、戦う存在を夢見てしまいます。
情景描写が少し独特で異様な世界観を表現しています。うまく脳内で映像化できない部分がありますが、そこをぶっ飛ばしても読み進めてしまう力のあるストーリー展開。
単行本3冊のレイチェルシリーズ。1冊のページ数が300ページくらいで読みやすい厚さであり、シリーズが3冊と多すぎないので、手を出しやすい。
今はかわいいイラストの文庫本もあるようです。
『リンの谷のローワン』シリーズ
リンの谷を流れていた水が止まり、川の水しか飲まない家畜のバクシャーは、日に日に弱ってくる。謎を解くため、少年ローワンは水源のある魔の山に向かうが…。スリル溢れる冒険ファンタジー。(「MARC」データベースより)
想像力を邪魔しないけれど、イメージを補完してくれる絶妙なイラスト、読みやすい文章、魅力的なキャラクター。大好きなシリーズです。
シリーズは5冊と少し多いが、一冊が200ページとあまり長くないので、手を出しやすいと思います。
終わりに
おそらくほとんどの図書館がどのシリーズも所蔵していると思います。借りて楽しむもよし、映画から入るもよし、電子書籍で買ってみるもよし。
おうち時間が長い今だからこそ、ファンタジーの世界を楽しんでみませんか。