対照的なお城があるブルターニュの田舎町、フージェールとヴィトレ。
ブルターニュ地方の中心都市、レンヌから日帰りで2つの町をはしごしてきたのでご紹介します。
ブルターニュ地方でもっとも中世の町並みが保存されたディナンの記事です。
Contents
どんな町?
フージェール
廃墟と化した大きなフージェール城がシンボルのフージェール。
松尾芭蕉の「兵どもが夢のあと」とか、平家物語の「ただ春の夜の夢のごとし」とかの諸行無常の言葉が似合いそうなお城です。
チケット
26歳以上/8.5ユーロ、6歳~25歳/5ユーロ、5歳以下/無料
営業時間
5月~9月/10:00~19:00(毎日)、10月~4月/10:00~19:00(月曜定休)
1/1,12/25は休み
飾らない雰囲気の観光地化されていないコロンバージュが残ります。
可愛い町並みを迷いながら散歩するだけで楽しい!
フージェール城から丘を登ると大きな教会。サン・
ステンドグラスがすてきな教会。お庭もきれいなのですが、それ以上に教会の裏手から見るフージェール城がいい!
ヴィトレ
ヴィトレの町は「テーマパークですか?」と思ってしまうくらいおとぎの国を体現した町。
ヴィトレにもお城があります。
ヴィトレのお城はフージェール城よりもとても保存状態が良く、お城の内部の見学はまるで探検のようで楽しかったです。
ちなみにお城の一部は市役所として使われています。
ヨーロッパの市庁舎は観光名所になるくらい格好良くていいなぁ…。働きたい。
チケット
大人/6ユーロ、割引/4ユーロ
営業時間
11月~2月/10:30~12:30,14:00~17:00(月・水~金)
14:00~17:00(土日)
3月・10月/10:30~12:30,14:00~17:00(火曜定休)
4月~6月・9月/10:00~12:30,14:00~18:00(毎日)
7月・8月/10:00~18:00(毎日)
ヴィトレはとにかく可愛い町並みを歩くのが楽しい町。
駅前の観光案内所の前に設置されていた案内板。このルートにしたがって歩くとヴィトレの可愛い町角やランドマークを効率良く、見逃すことなく回れました。
知らなかったら絶対気づかなかった(というか、私有地だと思ったw)路地もドキドキしながら歩けました。
どうやって行くの?
レンヌ(Rennes)⇔フージェール(Fougères)
レンヌ駅のバスターミナルからIllenoo社の9a線で約1時間。
フージェールのバス停は3つ停車しますが、最初の「Château(シャトー)」で下車しましょう。終着のバス停はだいぶ町の見どころから離れています。
バス停のすぐ脇にフージェール城の城壁が迫ってますので、聞き取れなくてもまず分かりますよw
レンヌ(Rennes)⇔ヴィトレ(Vitrè)
レンヌ駅から列車(TER)で20~30分くらい。
ヴィトレからレンヌへ行く列車はたいていレンヌ行きなのですが、レンヌからヴィトレへ行く列車はヴィトレ、ラヴァル(Laval)、ナント(Nantes)行きがあります。その中で、ナント行きはレンヌ~ナント直通のTERもあるので注意が必要のようです。
ヴィトレ⇔フージェール
ヴィトレ駅前からフージェールのバスターミナルまでIllenoo社の13線で45分くらい。
本数が決して多くはないので事前に時間の確認は必須ですよ。
ヴィトレのバス停はわかりやすい場所にあるのですが、フージェールのバス停は見どころに近いChâteau(シャトー)には止まらないので注意が必要です。
これが、フージェール城から徒歩20分以上離れているので結構大変。
レンヌ~フージェールのバスの始発・終着でもあります。
行ってみて思うこと
私の旅程は、
10時頃にフージェールに到着し、13時のバスでヴィトレへ。
14時にヴィトレに着いてお城を見学。17時の列車でレンヌへ帰る。といったもの。
それぞれの町に3時間ほどの滞在でしたが、十分に満喫することができました。
惜しむらくはフージェール城が月曜日のため入城できなかったこと。(知らなかったw)
のどかな丘陵地帯を過ぎていったり、小さな町を通り過ぎたりする車窓も飽きずに楽しめました。農業大国フランスを実感しました。
海外旅行の大定番。
ほかのガイドブックには載っていない小さな町も網羅されていることが多く、絶大な信頼を置いています。 今回ご紹介したフージェールもヴィトレももちろん紹介されています。 |