航空各社が行っている特別食のサービス。
「中国国際航空」で初めてリクエストしてみたので、リクエストの仕方から実際のところどんなものが出て、味はどうだったのか紹介していこうと思います。
Contents
特別機内食ってなに?
アレルギーに対応した機内食や、宗教・思想に配慮した機内食のことです。
事前に予約しておけば誰でも無料で提供を受けることができます。
庶民かつ食べるのが大好きな私はエコノミーの機内食でも楽しみなもの。
国際線に乗るときはどんな機内食が出るのか、評判はどうなのか、調べてしまいます。
航空会社によって量の多少や、味の優劣はもちろんありますが、たいていの機内食は美味しく完食する私。
…が、口に合わなくて完食が危ぶまれた某航空会社がありました。普段なら好んで食べないスイカがもっとも美味しく食べられたメニューだった機内食です。味は察してください。
ある国の航空会社の機内食に不安を感じた私でしたが、安さにつられて懲りずに航空券を予約しました。今度は「中国国際航空」。
「機内食に期待できないならもういっそフルーツミールにしたら食べられないほど不味いものは出ないのでは!?」と考え、特別食をお願いすることにしました。
リクエストする
中国国際航空の公式サイトから予約した航空券の場合は公式ホームページでリクエストできます。
中国国際航空の場合、特別機内食のリクエストは出発の24時間前までに済ませる必要があります。
中国国際航空の公式サイトへ行く
中国国際航空の航空券は予約済みですか?
では、中国国際航空の公式サイトへ参りましょう。
https://www.airchina.jp/
予約を確認する
画面中央部にある「航空券予約」のとなり、「予約確認」をクリックします。
予約番号またはeチケット番号と名字の入力を求められます。
航空券を予約した際に送られてくるメールの添付ファイルに必要事項は載っているはずなので、入力して照合するをクリックします。
照合が済むと予約されている航空券の詳細が表示されます。
便名やら発着時間やらです。
特別機内食をリクエストする
ページ下部へスクロールしていくと、
特別機内食の詳細も出てきますので、「お食事の変更」をクリックします。
次のページでは各便の機内食を選択できるようになっていますので、好きな特別機内食を選択してください。
※信仰にかかわらずイスラム教徒用やヒンドゥー教徒用などのメニューも選択可能です。
私は4便のうち3便の機内食を特別機内食にしてみました。3つの機内食を選択済みになっていますが、上部の合計運賃は0円になっています。無料で受けられるサービスなので安心してわがままを言えます。
特別機内食を選択できたら、ページ下部にある続けるボタンをクリックして確定させましょう。
リクエスト内容を確認する
リクエストが受理されるとメールが届きます。
添付のPDFを確認すると機内食の欄に頼んだものが入っているはずです。
実際に出てきたものは?
飛行機に乗ってベルト着用サインが消えればいよいよお楽しみの機内食のお時間。
新千歳空港から北京空港(リクエストなし)
事前リクエストなしの機内食。「ポークライス」。
もう一つの選択肢はチキンでした。
左上から時計回りに「タラモサラダ」「各種フルーツ」「ハスカップラングドシャ」「ポークライス」「ロールパン」
総合的に見て、おいしかったです。
やはり、日本積み込みの機内食のクオリティは安定していますね。さすがです。
「タラモサラダ」 おいしいタラモサラダ。ブロッコリーも冷凍食品にありがちなぐにゃりとした食感ではなく、適度な歯ごたえでGOOD。
「フルーツ」 オレンジ、キウィ、缶詰パイン。みずみずしく美味しい。
「ハスカップラングドシャ」 苫小牧の三星のお菓子。白い恋人のホワイトチョコにハスカップを加えた感じ。とにかく甘い。
「ポークライス」 味付けは酢豚によく似ている。酢豚の豚肉が薄くて大きい版。美味。ご飯もさすが日本発、なじみの味と食感。
「ロールパン」 温かくはないけれど、パサついてはいないので美味しく食べれた。
北京空港からパリ空港(ベジタリアンオリエンタル食)
この便の機内食は「ベジタリアンオリエンタル食」をセレクト。
飛行機に搭乗すると、離陸前にCAさんが特別機内食の確認をしに来ました。(中国語でw)
機内食のサーブが始まるといの一番に持ってきてもらえるので、ちょっと優越感。
で、実際に何が出てきたかというと…。
一食目(夜食)
サンドイッチだけ。
しかも、おいしくない。
深夜便なので、最初の機内食は軽食なのですが、軽い!というか、空き容器が多いwww
きゅうりとレタスのサンドイッチが各2つ。
これ、味がないんです。マヨネーズはおろか、塩味すらなし。
野菜とパンの素材の味をかみしめました。決して美味しくはなかったです。
普通の機内食はカップケーキやハムとポテトサラダのサンドイッチなどが出ていたようでした。
2食目(朝食)
着陸前の朝食。
左上から時計回りに「レタス」「フルーツ」「あんかけうどん」「パン」
「レタス」 千切りレタスとミニトマト。例によって無味。
「フルーツ」 パイナップル、メロン、瓜。素材の味。美味。
「あんかけうどん」 中国風の醤油味。ベジミートは食感はお肉に近いけど、味は特徴なく、醤油の味。シイタケとブロッコリーは美味しい。うどんはのびていてよく切れる。
「パン」 ライ麦や全粒粉といったたぐいの粉が混じったパン。ぱさぱさ。
普通の機内食はチキンソーセージのオムレツなどを食べていました。ヨーグルト、クロワッサンがついていて、そっちの方がおいしそうでした。
北京発の「ベジタリアンオリエンタル食」は正直はずれ。あまりおいしくありませんでした。
パリ空港から北京空港(ベジタリアンミール/卵・乳製品使用)
北京発パリ行きと同じく離陸前にCAさんによる機内食の確認がありました。(案の定中国語でw)
1食目(昼食)
お昼に出発する便だったので1食目は昼食。
左上から時計回りに「生野菜サラダ」「すりリンゴ」「トマトパスタ」「ロールパン」
「生野菜サラダ」 大根、ニンジン、トマト、キュウリのサラダ。パンの下にちらりと見えるボトルにバルサミコ酢のドレッシング。酸味の強めの味でしたが、おいしく食べることができました。
「すりリンゴ」 ヨーグルトだと思って封を開けると、現れた茶色いドロドロした半固形物。「え…ナニコレ…」と思ったのですが、味から判断するに、すりおろしたリンゴ。全然不味いわけではなかったのですが、普通のリンゴを出された方が美味しく食べれた気がします。
「トマトパスタ」 付け合わせはいんげんとニンジン。冷凍食品独特のにおいもなく食べれました。薄味だったので、カトラリーセットに入っていた塩コショウを振って食べました。
「ロールパン」 冷たいけれど表面がさっくり。中は少しぱさぱさ。
3食目(朝食)
着陸前の朝食。
ベジタリアンミールでも、卵と乳製品ありを選んだので卵とクロワッサンが出ました。
左上から時計回りに「オレンジ」「ヨーグルト」「オムレツ」「クロワッサン」
「オレンジ」 期待を裏切らない、想像通りの美味しいオレンジ
「ヨーグルト」 水切りヨーグルトのような酸味の少なめな味。おいしい。
「オムレツ」 前回のパスタ同様、味が薄め。付属の塩コショウをかける。付け合わせはマッシュルームとズッキーニ。
「クロワッサン」 フランスで朝食に食べたクロワッサンにはもちろん敵わないけれど、機内食にしては美味しい。さすがフランス。
総合的に見て美味しく食べられました。普段、ベジタリアンミールを食べ慣れていないので、お肉のがないと味気ない、あっさりしすぎている気がしましたが、それを差し引けば美味しい機内食といえると思います。
北京空港から新千歳空港(フルーツミール)
オレンジやパイナップル、リンゴ、ドラゴンフルーツ、メロン類。
正直、ボリュームはないです。長距離路線だったら絶対お腹がすいてしまう。
結論
すべての便で違うミールを頼んでいたので、単純な比較はできないのですが、「北京発のベジタリアンオリエンタル食はもう食べたくないかな」というのが正直な感想です。
- 新千歳空港発 通常ミール
- 北京発 フルーツミール
- パリ発 ベジタリアンミール(卵・乳製品使用)
- 北京発 ベジタリアンオリエンタル食
※長距離路線でフルーツミールは足りなくてつらいかも…。
今回私が選んだ以外も特別機内食はたくさんありますので、普通の機内食に飽きてしまった人は少し冒険してみるのも楽しいですよ。
(味は保証しませんがw)