フランス、アルザス地方のコルマール周辺にはフランスで最も美しい村に選ばれている村やフランス人の愛する村など、小さいけれど魅力的な村が点在しています。
これらの村を最も効率的にまわるにはレンタカーを借りるのが一番。
とはいえ、「海外で車の運転なんて無理!!」という人も多いですよね。
左ハンドル、右側通行、ほとんどのレンタカーがマニュアル車と、なかなかハードルが高いのが現実です。
私のようなペーパードライバーには不可能。
現実的なアクセス方法はコルマールからのバス。
しかし、バス路線はコルマールが拠点になっているため、どの村も近いのに、一度コルマールに戻ってからバスを乗り継がないと行けないことが多くて、お金も時間ももったいない。「もっと効率的にまわりたいのに!」という人に、こんな方法もありですよと、ご紹介。
徒歩旅
リクヴィール-ウナヴィール-リボーヴィレ
3つの少しずつ性格の違う小さな村、町がすぐ近くに並んでいます。
3つの村は1本のバスが結んでいますが、本数が少なく、不便。
せっかくアルザスワインのふるさとのぶどう畑が広がるとっても気持ちのいい風景が広がる素敵な小道があるのだから、歩いて町をめぐってみましょう。
11:00-11:45 | コルマール-リクヴィール | バス |
リクヴィール | ホテルにチェックイン | |
13:00-14:00 | リクヴィール-ウナヴィール | 徒歩(2.5km) |
ウナヴィール | 散策 | |
14:20-15:00 | ウナヴィール-リボーヴィレ | 徒歩(2.3km) |
リボーヴィレ | 散策 | |
18:30-18:45 | リボーヴィレ-リクヴィール | バス |
リクヴィール | 宿泊 |
村や町の中の散策やお店をのぞいたりするのも楽しいですが、のどかな田園風景の中を歩くのがとっても気持ちがいい。
ぶどう畑の向こうに小さく見えるおもちゃ箱のような家々を眺めながらのお散歩は贅沢としか言いようがありません。
私が行ったのは11月の下旬だったため、ブドウの木々は葉を落としてしまっていましたが、新緑の季節や紅葉の季節ならもっと壮観な風景が広がることでしょう。
リクヴィール
フランスの最も美しい村にも選ばれている可愛い村。
観光客を可愛いさで悩殺しようとしてきます。
お土産屋さんやレストランがあるので、観光で訪れてショッピングも村歩きも食も楽しめる攻守ともに死角のない観光村。
ウナヴィール
フランスの最も美しい村にも選ばれている素朴で可愛い村。小さな小さな村。
隣のリクヴィールと違い、観光地化されていなので、アルザス地方の素顔が見れるかも!?
リボーヴィレ
リクヴィール、ウナヴィールよりも少しだけ大きな村。
可愛い家並みを眺めながらの町歩きとアルザス地方の可愛い雑貨屋さんをのぞくのが楽しい。
自転車旅
カイゼルスベルク-テュルクハイム-エギスハイム
コルマールはアルザス地方で2番目に大きい街。レンタサイクルのお店もいくつかあります。
自転車を借りればフットワーク軽く、自由な移動がかないます。体力に自信がなければ電動自転車を借りてくださいね。
8:30-9:50 | コルマール-カイゼルスベルク | 自転車(13km) |
カイゼルスベルク | 散策 | |
12:15-13:15 | カイゼルスベルク-テュルクハイム | 自転車(7.7km) |
テュルクハイム | 散策 | |
13:50-14:20 | テュルクハイム-エギスハイム | 自転車(6.2km) |
エギスハイム | 散策 | |
17:15-17:40 | エギスハイム-コルマール | 自転車(5.6km) |
カイゼルスベルクまでは後半が登り坂なので、ちょっと大変。距離はありますが、大半が車の乗り入れがない細いサイクリングロードなので、走りやすいです。
カイゼルスベルクからテュルクハイムまでは比較的高低差はないのですが、それは幹線道路沿いに行けばの話。Googleマップさんはぶどう畑を抜ける過酷なアップダウンの多い道へ誘導してきます。確かに景色はいいし、気持ちいいのですが、体力必須。軽やかなサイクリングをしたければ、電動自転車を借りることをお勧めします。
テュルクハイムからエギスハイムまではだらだらと登り坂です。これまでの行程に比べれば比較的楽ちんです。
エギスハイムからコルマールはほとんど高低差がありません。帰り道はお疲れなので、ゆっくり帰ります。
カイゼルスベルク
川沿いに並ぶおもちゃみたいに可愛い家々。
ぶどう畑の間を抜けて到着する、丘の上にある城跡から見下ろす町並みも一興。
テュルクハイム
紹介してきたアルザスの小さな村の中で唯一コルマールから列車で訪れることができる場所。
コロンバージュ(木組みの家)が建ち並ぶ典型的なアルザスの田舎町。
エギスハイム
小さな村が環状に形成されており、村の外周となる道を歩いているだけで絵本の世界に迷い込んだよう。
環状の道で外界と隔絶された感覚があるからか、まるで異世界です。個人的に今回紹介した中では一番のお気に入り。